三川内焼の里めぐり

「唐子」の絵が描かれた焼き物の町、三川内皿山(みかわち さらやま)から発信します。

隆盛と衰勢

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写真は1978年頃の三川内皿山の風景です。

高麗媼(こうらいばば)と呼ばれる三川内焼の開拓者の墓地がある場所から撮影された写真で、
同じアングルから撮影すると、当時は多くの焼き窯の煙突が残っていた事が判ります。

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当時、三川内皿山で1番高い煙突と呼ばれた智山製陶所付近の煙突も、現在は取り壊され、解体された煉瓦の瓦礫だけが寂しく残っています。

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それに加え、昭和期に隆盛した窯元の建物も老朽化し、文化財にするにはなかなか手が付けられない状態です。

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メルカリ購入 第3弾!

【メルカリで1万円以下の平戸焼をGETする】

3品めはコレです。



⚫透かし香炉


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兵庫県からの出品者から、5000円で譲っていただき、昨日届きました。

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時代モノかどうかは解りませんが、平戸藩松浦家の家紋である「三つ星」をイメージした孔が空けられています。

もちろん5000円という値段には理由があります。

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裏側(表側かも)の透かし孔が一部、破損しています。
完品だと軽く1万円は越えてる思われますが、この破損がある為に、中の構造が見えます。

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これはちょっと嬉しいですね。普段みれない中身が確認出来るのですから。

「龍の燭台」購入から約1年経ってますので、次回4品目の購入はいつになるか???

ゲットしたらば、また更新します。

メルカリ購入品(過去の品)

以前、このブログのタイトルと同じ内容でFacebookやブログを発信していましたが、諸事情で廃止しました。
あまり良い思い出の無いものは切り捨てた方が良いと思い、廃止の方向で決断しました。

そのブログにも掲載しましたが、

【メルカリで1万円以下の平戸焼をGETする】という内容の記事を載せていましたので、今回新たに購入した品(3品目)を紹介したいと思います。

その前に、これまで購入した品の紹介です。

購入品 その①
⚫龍巻透かし香炉

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これは、東京の出品者から購入したもので、6500円で購入しました。
緻密な透かし穴も素晴らしいですが、貼り付けられた龍の細工も見事です。

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購入品 その②
⚫龍細工の蝋燭立て

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こちらは岡山県の出品者から購入。送料込みで3000円でした。
高さは約22センチあります。

私は龍の立体物が大好きなので、特に平戸焼の龍の細工は素晴らしいので購入したんですが、さすがに完品だと高値ですので、ガラクタ感は否めませんが、ほぼほぼ満足です。

はじめまして🎵

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画像は、私の母親が従事していた三川内焼の窯元の画像です。

40年程前までは窯元として操業していましたが、後継者がいなかった為、現在は廃窯となっています。

子供の頃、自宅には仕事で誰も不在だった為、学校から直接この窯場へ足を運び、使い物にならなくなった轆轤の上にオモチャを乗せてはグルグル回して遊んだ記憶が甦ります。

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(画像は1976年に出版された本に掲載された当窯の窯場の写真です)


三川内焼(みかわちやき)は、長崎県佐世保市で生産される陶磁器で、主に「白磁」をメインとしたコバルトブルーの「染付(そめつけ)」に代表される作品を生産する窯業地で、現在約10件程の窯元が江戸時代から継承される技術を受け継ぎ、今日に至ります。

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三川内焼は、別名・平戸焼(ひらどやき)とも呼ばれ、幕府や朝廷への献上品として、また明治以降は海外でも輸出品としてその名を広め、欧米各地の博物館に所蔵される程の高級磁器の生産地でもあります。

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今回、このブログで綴る内容は、三川内焼の生産地である三川内皿山(皿山とは、佐賀・長崎にて焼き物を生産地する場所の呼称)での出来事を、人知れず、黙々と発信していきたいと思います😁

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